「せともの祭り」に行ってきました
愛知県瀬戸市で開かれる日本三大陶器市
9月11日は愛知県瀬戸市で開催された「せともの祭り」に行ってきました。その名が示す通り、毎年40万人以上もの人でにぎわう日本三大陶器市です。そういえば、瀬戸物の語源は瀬戸市の陶器から来ているんですよね。
今回は「市場調査」を兼ねての視察でしたが、買い付けはせずに個人的な買い物をしようと思いました。
管理人である私、ayaの好みの陶器は「削ぎ(線が入ったデザイン)」や「粉引(粉を引いたような白っぽいデザイン)」です。これらの陶器が無いかを中心に見て回りました。
名古屋から栄へ、名鉄瀬戸線で尾張瀬戸駅を目指す
早速、名古屋駅から市営地下鉄を乗り継いで名鉄瀬戸線の栄町まで来ました。ここから終点の尾張瀬戸駅まで向かいます。しかし、9月というのに名古屋は暑いですね。予報では曇りのち雨だったのですが、見事なまでの快晴。あまりの暑さに、祭りでは2回ほど会場付近のスーパーや施設に避難しました(汗)
名鉄瀬戸線はせともの祭り目当てのお客さんでいっぱい。終点の尾張瀬戸線ホームでは人でごった返し、駅の改札を抜けるのにも一苦労。しかし、これはまだほんの一部でしかありませんでした。
窯元や問屋の計159軒が並ぶ
さて、改札を抜けるとホームと同じくらい人の海が待ち構えていました。会場内の雰囲気を撮影しようとパチリ。これだではあまり雰囲気は伝わりませんが、祭りに登録した窯元や問屋の計159軒が露店に並んだそうです。159件なんて一店舗の見学を1分としても3時間近くかかってしまいますね。さらに、会場は足の踏み場もないくらい人でごった返すため、移動するのも一苦労。この中からお目当ての店を見つけるというのも難しいかもしれません。
駅の入り口付近では店の一覧を記載したパンフレットも配布していましたが、いち観光客には店の名前を見てもどんな品物があるのかわからないでしょう。運営目線で改善の余地を感じました。
安いものでは50円の小皿やコップ、高いものでは数万円の大きな壺なども販売していました。染付焼きばかりを集めたコーナー(青の広場)などもありましたが、全体的には雑多でカテゴリーの住み分けができていないため、炎天下の中一通り回ってお気に入りのデザインを探してみることに。
前述の通り、削ぎや粉引のデザインの器を扱っている店を探してみると、店舗は数多くありましたが予算に見合う商品がなかなか見当たりません。「穂高クラフトならこの値段で売るのに」というものが、廉売市とはいえ探すのに苦労したというのが本音です。
粉引のソバチョコとフォーク型箸置きを購入
そんな中で見つけた品は、粉引のソバチョコとスプーンとフォーク型の箸置きです。
ソバチョコは1000円、スプーンとフォークは2つで500円でした。どちらも作家もので、特にソバチョコは価格が業者目線ではお得な価格だと感じました。ソバチョコだけでなく、お茶を飲んだり花入れに使ったりと色々な活用が考えられます。
飲食露店も豊富、ステージもあり誰もが楽しめるイベント
せともの祭りは単に陶器ばかりが集まっているのではなく、飲食の露店も非常に豊富で、ご当地グルメの「瀬戸焼きそば」を販売したり、ダンスや大道芸を見せるステージもあったりと瀬戸物目当てでなくても十分に楽しめるイベントです。特に印象的だったのは中学校の陶芸クラブが作品を販売していたことです。さすが陶器の街で、文化がしっかりと根付いていると感じました。陶器に興味のある方は一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
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